密蔵院本堂の本尊と脇侍


密蔵院客殿の床の間


仏像について
大日如来 大日如来の名称の原語は、サンスクリット語のヴァイローチャナ(Vairocana)(広く遍く照らすという意味で「大日」「遍照」と訳された。)ですが、 後の教典(「華厳経」等)では音写してビルシャナ(毘廬遮那)仏又は廬遮那仏と呼ばれました。
 その後訳された「大日経」や「大日経疏」では「大日如来」と称され、、曼荼羅(マンダラと読み、密教の仏たちの完結した宇宙観を表現したもの)の中心に位置し密教宇宙の根本となる 仏とされました。
不動明王 不動明王は大日如来の化身で、迷いの障りを焼く為に火を生じ、貪瞋痴の三毒の煩悩を討ち滅ぼす為に右手に剣を持ち、 悪いものを縛り上げる為に左手に羂索という投げ縄を持ち、悪を威嚇する為に忿怒の形相をしていると言われている。
愛染明王 愛染明王の起源は十分には判っていません。顔は忿怒の形相をし、髪は怒髪・赤い身色・額に第三眼を持ち、手には弓と矢を持つのが特徴で、 人間の愛欲をそのまま清らかな菩提心に転換させる「煩悩即菩提」の徳があるといわれている仏です。

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